Huaweiが10月より販売開始した「honor 9」。高コスパスマートフォンとして話題になった「honor 8」同様、両面ガラスパネルを備え、P10に近いスペックを搭載しており国内発表前から既に話題になっていたスマートフォンでした。今回は実際にしばらく使用してみてのレビューをお届けします。
惹きつけられる美しさ
honor 9の魅力は外観の美しさ。honor 8では縁の部分だけが僅かにラウンドした2.5Dガラスでしたが、それとは異なり3D曲面ガラスとなり、サイド部分が大きくラウンドして持ちやすくなっています。
指紋センサーは前面に移動。背面にあった時とできる操作は異なりますが、机に置いた時にロック解除し易いので筆者はこちらの方が良いですね。
P10と同等の性能
RAM4GB、SoCにはKirin960を搭載しHUAWEI P10と同等の性能を兼ね備えています。アプリの起動も速く性能も高く使い勝手も良さげ。ベンチマークのスコアもそこそこ高く、Kirinに対応しているゲームなどであれば快適にプレイすることができました。
バッテリー持ち
3200mAhのバッテリーを搭載し、更にEMUIのバックグラウンドアプリ管理機能は優秀なので、重要度の低いアプリを画面OFF時に終了させることができるので無駄なバッテリー消費はあまりなく、使い方によっては2日の使用も可能でした。
OISはあったほうが良かったかも
カメラの画質に関してはP10と同じ構成のセンサーを搭載し、撮影できる写真は精細感があり非常に綺麗です。2倍のハイブリッドズームにも対応しており、画質の劣化を抑えたズームも可能。
ただ光学式手ぶれ補正(OIS)がないのが残念な点ですね。ある程度慣れている人であればなくてもなんとかなるかもしれませんが、写真撮影が苦手な人にとってはあったほうが良い機能ですね。
通信面での性能
LTEに関してはBand 19などドコモ系のMVNOで使用する分には十分な周波数に対応しており、使えないエリアがあって困るということはそこまでなさそうな印象。ただキャリアグリゲーションには非対応なので通信できる最大速度はP10に劣ります。あくまで筆者の感想ですがOCNのSIMを挿して使用している分にはP10使用時との速度の差は気になりませんでした。速度が気になるならならまずは契約するMVNOを考えた方が良さそうです。
Wi-Fiに関しては802.11 a/b/g/n/acに対応しており、P10と同等になっています。
これはおすすめ?
honor 9買う時に悩むであろうスマートフォンはおそらくHUAWEI P10でしょう。Amazonでの価格がhonor 9が49,464円、P10が53,000-56000円程度となっており悩ましい所。あくまで筆者の意見ですが、基本線はhonor 9を購入する方向で考えつつ、P10の方が好みだったりOISやLTEのCAが必須だったりすればP10を購入すればいいと思いますね。
Huawei通信の旧管理人です。
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