中国版のHUAWEI Mate 8(NXT-AL10)をグローバル版化しようとしたのですが失敗しました。
正確には起動に成功し雰囲気グローバル版化したものの、完全なグローバル版にはならなかったので失敗談としてご覧ください。
注意
まずは決まり文句から。
*ここに書いてあることを行って不利益を被ったとしても筆者は責任を負いません。あくまで自己責任でお願いします。Huaweiも助けてはくれません。
壊したら、新しいHuaweiスマホを買う。これができない人は閉じるボタンからこのページ閉じてね。
やったことまとめ
- Bootloader Unlock(詳細は過去記事参照)
- グローバル版ROMの入手
- 入手したROMから必要そうなのを抜き出し焼く
あくまでHiSuiteインストール済み、adbコマンドが使える、Bootloader Unlock済みということを条件とします。
あと純正ぽい状態が好きなので今回はTWRPは使用せず、fastbootコマンドで解決しようと思いました
やり方まとめ
ROMをダウンロード、解凍
まずNXT-AL10(中国版)と同等のスペックを備えているNXT-L29(グローバル版)のソフトウェアを探します。シングルSIM版ならNXT-L09あたりが良いんじゃないでしょうか?
筆者は上記サイトからUpdateではなくFirmwareの方をダウンロード。色々転がっているので最適なものを探してください。
ダウンロードしたファイルは”update.zip”などのファイル名だと思うので、解凍し”update.app”を取り出します。取り出したらHuawei Update Extractorを使用しboot, recovery, recovery2, systemを抜き出します。ファイルを選択し右クリックから解凍できます。
上記のファイルををチョイスした理由はHonor 6をrootから戻す時に使ったファイルをだからというものがあります。
fastbootコマンドで焼く
[HTML]fastboot flash boot boot.img
fastboot flash recovery recovery.img
fastboot flash recovery2 recovery2.img
fastboot flash system system.img
[/HTML]
fastbootコマンドを利用して展開したファイルを焼いていきます。コマンドをプロンプトに打ち込んでいく場合[HTML]fastboot flash boot [/HTML]あたりまで打ち込んで、ファイルをコピーペーストしてあげると入力が便利。”system.img”を焼くのは少し時間が掛かります。
なお今回おまけで”vendor.img”を焼いてみようとしましたが、errorがでて焼くことはできませんでした。
どんな状態になったか
- Googleアプリをプリインストール状態にすることに成功
- アップデート機能が死亡
- 設定→権限へと進めなくなる。アプリ個別設定から変更可能
感覚としてはショップROMが入ったスマートフォンを利用しているような感じでした。Googleのアプリがプリインストールされているので扱いやすく通信周りにも不具合はないのですが、アップデートや権限まわりが使えず、型番はNXT-AL10のままだったので失敗です。
結局不安点があるまま使うのは嫌なので元に戻すことにしました。戻し方に関しては別記事で紹介予定。
Huawei通信の管理人です。
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