購入したHUAWEI P9 Plus(VIE-L09)がイスラエルのキャリアPelephone?のものでAndroid 7.0へのアップデートが来なかったため、同型番のヨーロッパ版にしようとした所あわや文鎮という事態になり、なんとか成功したのでことの顛末をまとめておきます。
注意:あくまで自己責任でお願いします。
HUAWEI P9 PlusのROMをしようとした理由
ブートロゴにアラビア文字のキャリア独自のものがみられ、調べてみた所イスラエルの携帯キャリアであるPelephoneということがわかりました。動作に関しては特に問題なかったのですがAndroid7.0 & EMUI 5.0へのアップデートが来なかったので、VIE-L09でも中東方面のROMではなくヨーロッパ版にすることでアップデートを適用させようと思いました。
基本的にHuaweiのスマホはoeminfoと呼ばれる、地域コードみたいなところをrootを取得し書き換え、その上から変更したい地域のROMを当ててやることで地域変更が可能になります。
手順を簡単に紹介
今回はこの動画やリンクの手順通りに進めました。
大まかな手順を紹介すると
- Bootloader Unlock
- TWRPを焼く
- Root取得
- oeminfo書き換え
- ROM焼き
という流れですね。BL UnlockからoeminfoまではSRTtoolで行えました。また、動画と違う点に関してですが、oeminfoの書き換えの時にVIE-L29のアジア版ではなくL09のヨーロッパ版を選択しています。
oeminfo書き換え後おかしくなる
oeminfo書き換え後、ヨーロッパ版のROMをP9に入れ、ソフトウェアアップデートと同様に焼こうと思ったのですが途中で失敗(Faildになる)してしまいました。
その後、AndroidのFile encryption機能が作動するなど色々おかしくはああったのですが、無事起動。しかし勝手にBootloader Lockedになり、中東キャリアのロゴは消える事態。
これでヨーロッパ版になっていたら良かったのですが、ビルド番号がL09C900B???(?部分は忘れました)とヨーロッパ部分(L09C432~~~)ではなく、元の地域のままで壁紙やアイコンがAndroid 4.0のものになるなどおかしな状態に。
初期化するも途中でFailedになります。(何故か初期化には成功)
ちなみにeRecoveryは約に立たなかったです
ごちゃごちゃの末、Fastbootで直焼き
元々紹介されていたBL Unlockなどの手順を繰り返すなどしていたのですが、結局にっちもさっちもいかなくなったので、L09C432B180というヨーロッパ版のROMからHuawei Update Extractorを使って、Recovery、Recovery2、Boot、System、Custの4ファイルを抜き出し、”fastboot flash recovery recovery.img”などのコマンドを使って焼き込んだところ、ビルド番号がVIE-L09C432B180なり正常化。
その後OTAでAndroid7.0のアップデートが降ってきて無事適用することができました。
成功理由がわからない
今回もMate 8同様紆余曲折を経て成功したため原理原則はあんまりわかりませんね。大変苦労しました。文鎮化への恐怖は懲り懲りです。
Huawei通信の管理人です。
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