先日の記事にもあったとおり、Huaweiの日本向けローエンドスマートフォンとして「HUAWEI Y6」が15日から販売が開始されました。早速、購入いたしましたので簡単にレビューしていきます。
Huawei Y6について
HUAWEI Y6(以下Y6)は今年二機種目となるHuaweiの国内向けSIMフリースマートフォン。今年の3月に発売された「HUAWEI GR5」はミッドレンジの上位(ミッドハイ)に属するレベルの端末だったのに対し、今回のY6はローエンドモデルです。
RAMが1GBのみであったり、CPUがSnapdragon210という点など国内で主流となりつつあるミッドレンジモデルと比較するとやや見劣りする印象ではあるものの、その分価格も抑えられており公式通販では17,258円(税込)という安価な端末になっています。
(※詳細なスペックはこちら。 )
開封の儀
早速開封していきましょう。箱は国内で販売されている「HUAWEI GR5」と似た淡い水色系の色となっています。
同梱物は「USBケーブル/バッテリー/充電器/クイックスタートガイド/保証書(本体・充電器)」と一通り揃っているためこだわりが無ければ新しく買う必要も無いのは嬉しいところですね
本体外観
本体はこんな感じです。
表裏に「マイクロパターンテクスチャー」と呼ばれる模様が入っています。背面の質感はプラスチックそのものの質感で、マットな質感なG620SやサラサラとしたP8lite、金属ボディーのMate Sを使ってきた身としては新鮮さを感じました。正直に言うと、高級さはあまり感じられません。
上部にイヤホン端子(リモコン操作は可能)があります。
右側に電源や音量キー、そして背面カバーを取り外す用のツメがありました。
側面です。全体的にテカテカとしたプラスチックとなっています。。下部にはスピーカー、microUSB端子、マイクがあります。左側には何もありません。
背面カバーは右側面下部の切り込みから外すことが可能です。やや力がいるように感じました。また、背面カバーはかなりペラペラで、簡単に曲がってしまいそうですが柔軟性が高いので折れる心配はなさそうです。(傷は付いてしまいますが。)
電池の取り外しは可能となっており、電池を外すとmicroSDカードとSIMカードの抜き差しが可能となります。またY6はシングルSIM端末です。※電池や背面カバーは現状では国内では販売されていません。
起動・各種機能
早速起動してみました。起動時間はそこまで長く感じませんでした(実測45秒ほど)。
起動直後にEMUIの設定(言語/Wi-Fi/利用規約への同意) が始まります。その後Googleアカウントの設定を終えた後にホーム画面が表示されます。
EMUIならではのドロワーの無いホーム画面です。1/4面が空ページで2/3ページにプリインストールアプリ類が表示されています。
また、主要機能を大きく表示した「シンプルモード」も引き続き採用されています。
プリインストールアプリは必要最低限のものに収められており、 Google系の機能と電話やメール、カメラ等の標準機能。端末管理アプリなどのEMUI独自のアプリとなっています。アンインストール出来るアプリはオフィススイート系アプリのみでした。
また、従来の国内で販売されたHUAWEI端末では採用例の無い、ポップなデザインの「Default」、マテリアル的なデザインの「Light Vintage」、特徴的な色使いの「Dream Land」の3つのテーマが初期搭載されていました。
Y6ならではの機能は少なく、ほとんどが上位機種でも出来る機能ではあるものの、国内で販売されたHUAWEI端末では珍しいイコライザー機能があります。(恐らくヘッドセットDTSモードの代わりの機能)
また、スリープ時に画面を2回タッチするとスリープが解除される機能や、スリープ時に「c/w/m/e」のローマ字を描く事で指定したアプリを起動することの出来る機能が入っています。
ベンチマーク・デレステ
Y6は国内では数少ないSnapdragon210を採用したAndroidスマートフォンとなっており、Snapdragon210の実力がどれくらい加かが気になる方も居るかと思います。
Antutuでは22,000点台と低めなスコアではあるものの、Snapdragon410を採用した「Ascend G620S」に匹敵するレベルのスコア(Ascend G620SのAntutuスコアは22,794点)となっているのでそこまで不満も感じないかもしれません。ちなみにP8liteは32,000点ほど、Mate Sは55,000点程でした。
また、ここ最近ではグラフィック性能を含めたベンチマークとして「アイドルマスターシンデレラガールズ(通称デレステ)」が用いられることが多いためデレステをインストールしプレイしてみました。感想としてはプレイ時の背景の設定が2Dであればそこそこ快適にプレイできる印象でした。しかしながら、3D設定の場合軽量版でも時折カクカクとした動きとなってしまうためデレステで遊ぶことを視野に考えている方にはお勧めできません。
その他
一部サイトや掲示板等で疑問としてあげられていることを分かる範囲でまとめてみました。
Q1「USB OTGには対応しているか」
A1 非対応です。外部ストレージやマウス、キーボード等で確認しました。
Q2「ディスプレイに光り漏れは無いか」
A2 少なくとも私の個体では存在しませんでした。
Q3「タッチパネルに異常は無いか」
A3 私の利用する限りではそこまで不満は感じませんでした。しかし、スリープ時に画面に特定の字を描くことでアプリ起動が出来る機能を利用する際はやや押し込んだ感じでタッチしないと反応しませんでした。また、タッチパネルは10点まで認識が可能となっており、他社端末での「2点まで・横画面ではピンチインできない」などといったものはありません。
Q4「スピーカーの音量と音質」
A4 音量自体はそこそこ出るものの、音質はあまり良いとはいえませんでした。中音域が極端に強い印象です。
Q5「バイブの強さ」
A5 バイブは鈍い印象を受けました。そこまで強くないので着信を逃す可能性が無いとはいえません。そういった方には「Talkband」や「Huawei Watch」などとの併用も良いかもしれません。
Q6「初期状態でのメモリの空き容量」
A6 ストレージ側が約3700MB空き、RAM側が約500MB空きでした。
Q7「センサーや電子コンパスについて」
A7 磁気/近接/照度/加速度/傾きセンサーの存在を確認しています。電子コンパスは不明ではあるものの、マップ等で向きのアイコンが自分の動きに追従していたので恐らく搭載かと思います。
質問受け付けます
長々と書きましたが、Snapdragon210にRAMが1GBというロースペックな構成のこの端末は初心者にも強くはお勧めできません。しかしながら、安価な価格の端末ではタッチパネルの感度が極度に低いものやLTE通信通信に対応していないなどと言ったものも少なからず存在していることを考えれば悪くは無いのかもしれません。
今後もカメラや電池関連などある程度利用してレビュー記事を書く予定ではありますが、その際に疑問や気になる点がございましたら私のTwitterアカウントに質問等をしていただいても構いません。 (※質問は今後の記事に利用する事もあるという点を理解した上でご質問ください。勿論名前などを表示することはありません。あくまでも質問だけを利用させていただきます。)
Author:こにこす(@konicos0916)
Ascend Mate7を買って以来HUAWEIの端末デザインや、斬新な機能達に感動しファンになりました。これまで買ったHUAWEI端末は数知れず。アイコン画像は実際に所持していた端末の画像です。
コメント
よろしければ、ご教示頂きたく。
当方、G620、P8 Lite使用中です。P8 Liteでは、最初から保護フィルムが貼られていましたが、本機種はいかがでしょうか。写真を見させて頂きましたが、貼ってありそう?
お願いします。
初めまして。当記事を書かさせて頂きました、こにこすと申します。
HUAWEI Y6ですが、初期状態で保護フィルムは貼ってあります。
これは、輸送用の簡易的なものではなく一般的な保護フィルムと同レベルのもので、気泡なども入っていませんでした。
しかし、気泡に関しては過去の経験上、個体差がある恐れがあります。本体に添付されていました紙には「保護フィルムは納品時までに傷が付かないよう、保護するためのものです。フィルムに関しては保証の対象外です。」と書かれていますのでその点に関してはご理解ください。
回答ありがとうございます。参考になりました。
初めまして!購入を考えております。
充電時、着信時の通知ledは搭載されていますでしょうか?ご回答頂けましたら幸いです。
初めまして。記事を書きましたこにこすと申します。記事をお読みいただきありがとうございます。
ご質問の件ですが、通知LEDは搭載されています。充電時や通知がある際点灯することを確認しています。
はじめまして。購入を考えております。
本体の内蔵スピーカは、ステレオでしょをうか?