Huawei Japanから販売されている10インチタブレット「MediaPad M3 Lite 10」を見てきたので、気づいた所や良かった点悪かった点などをレビューします。
外観・ディスプレイ
ディスプレイはIPS方式の10.1インチ1920×1200解像度の液晶を搭載し、発色を始め液晶の品質はかなり良かったですね。2K解像度の液晶ではありませんが、性能面やバッテリーの持ち、価格などを考慮すると分相応なスペックといったところで、YouTubeなどの動画サービスを楽しんだり、電子書籍を読んだりする分には全く問題なく使用できると思われます。
ベゼルは極細ではありませんがある程度削られています。確かにMateBookなどの様に画面占有率が高くなっていると外観の美しさは向上しますが、これくらいの方が取り回しが良いとも言えるのであながち削ればいいというものではないかもしれません。
背面は金属材質で右上にはカメラがあります。3万円以下で購入できるタブレットとは思えない程質感がよく、MediaPad M3に近いものを感じました。
値段は安いタブレットですが、オーディオ面にはこだわりを見せており上下に4つのスピーカーを搭載しています。
ソフトウェアで気づいた点
このタブレットにもMediaPad M3やHUAWEI P10同様指紋センサー兼ナビゲーションボタンが搭載されており、タップで戻る・長押しでホーム・右や左にスワイプでアプリ履歴表示の操作に対応。それ以外にもソフトウェア方式のナビゲーションバーに設定から変更することが可能になっています。
更にMediaPad M3に無かった機能としては、ソフトウェア方式のナビゲーションバーを表示している際にその表示位置も変更可能に。一般的な中央だけでなく、左右両方に寄せることができ、10.1インチと大画面ながらも快適に操作できるよう配慮がなされています。
性能とか価格とか
SoCにはSnapdragon 435 MSM8940、RAMは3GBのものを搭載。上記動画は同じSnapdragonを搭載したXiaomiのRedmi 4XのAntutuベンチマークの動画ですが、スコアはだいたい4万2000点となっています。Kirin950・RAM 4GBのMediaPad M3の大体半分くらいの性能となります。
AmazonでのWi-Fiモデルの価格はM3 Lite 10が28,510円、M3が27,797円となっておりそれほど変わらない値段になっています。あくまで筆者の考えですが、3Dを使った重めのゲームをこなしたりハイスペックな性能が欲しい持ち運びたいといった方は8.4インチのMediaPad M3をおすすめします。
一方でTwitterなどのSNSやプライムビデオやYouTubeの動画配信サービスを楽しみたい方や文書閲覧程度で大画面を欲する人であればMediaPad M3 Lite 10を勧めたいですね。