HUAWEI MateSが9月に発表されて、3ヶ月と経たないうちに、HUAWEI Mate8が発表されたことに対して、多くの人が「3ヶ月で新たなフラッグシップ!?Xperiaより早くない?」と思われたことと思います。
そのことに関して筆者なりにいろいろ考察してみたので、紹介したいと思います
HuaweiはAppleへの対抗意識がある?
The biggest ever screen in the most compact phone #Huawei #Mate8 #CES2016 pic.twitter.com/Q4tEKpzTiq
— Huawei Device (@HuaweiDevice) 2016, 1月 5
Appleは中国市場でもシェアをかなり獲得しており、Huaweiのシェアをも脅かす位置にあいます。
Huawei自身もそれをかなり意識しているのか、iPhoneと比較した宣伝をよく出しています。
Geeklesでも書きましたが、HUAWEI Mate Sは同時期に発売されたiPhone 6sPlusに対抗する意味合いも強かったのかなと思っています。
MateSの一部モデルに、Andoridでは正式対応していないForceTouch(iPhoneでは3D touch)を搭載したことや、その後に発表されたよりハイスペックのMate8には、Force Touch搭載モデルが用意されなかったことからも、iPhoneを意識していたことがわかると思います。
SoC、発表年の観点から考えるモデルの流れ
SoCの観点から
SoCの世代からMateシリーズのモデルの流れを考えた人もいると思います。
Ascend Mate7にはKirin925が、MateSにはKirin935が、Mate8にはKirin950が搭載されており、7→S→8と進むごとにSoCの世代も変わっています。
Kirin920番台は2014年のSoC、930番台は2015年、2015年末に発表されたので950番台は2016年のものと考え 、「Mate7→S→8」というモデルの流れも考えられます。
発表年の観点から考えてみよう
グローバル市場に向けて発表された年で考えてみたいと思います。
Ascend Mate7は2014年9月、MateSは2015年9月、Mate8は中国で11月に発表されましたが、2016年1月のCESで改めてグローバル向けに発表しています。
ここまで考えると、「Mate7→S→8」という世代交代の流れが見えてきそうですが、筆者はそうではないと思います。
公式サイトから分かるHUAWEI Mate7とMateS、Mate8の関係
筆者の考えではHUAWEI MateSはAscend Mate7の後継機種ではないと思います。Mate7の直接の後継機はMate8と考えるほうが正しそうです。
上の画像を見てもらえば分かるように、HuaweiのサイトではMateSと8の2機種がトップの部分に並列して表示されています。
普通、世代交代をし、型落ちになったスマートフォンをページの最初に並列して記載するでしょうか?そんなことはまずしないと思います。
例えばAppleのサイトだと、旧モデルも並行して販売しているのでiPhone6のページへのリンクはありますが、トップにデカデカと表示されるのは最新モデルのiPhone 6sだけです。
どのメーカーもトップには最新モデルを表示するでしょうし、旧モデルをトップに据えるメーカーなどいないのでは無いでしょうか?
以上のことから、画面サイズ同じ6インチのMate8がMate7の後継で、5.5インチのMateSはMateシリーズの新たな派生モデルと考えたほうが良さそうです。
Source: Huawei
Huawei通信の管理人です。
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